夜の集会

 夜の集会。讃美では思い切り動かされたりして、汗をかく。
 

 
今日のテーマは中近東と砕かれている世界(とくに人身売買とHIV/AIDS)。
 中東、特にイランではサテライトテレビの影響で、リバイバルが起こりつつあること。キリスト者の人口が一%以下の北アフリカムスリム諸国のなかで迫害を経験しながらもクリスチャンが生まれていることが報告される。
 

 
「教会の基本的な教えに迫害が含まれている」というひと言は重い。日本ではどうだろうか。
 そのあと、カンボジアで人身売買を経験し、そこから解放され、そのあと、キリスト者によって設立された救済団体を通して整えられ、さらに福音に接した女性の証し。そして、薬害や親からの伝染によってHIV/AIDSにかかった人の証し。HIVに冒されたからこそ、そして友人たちを通して励まされたからこそ、同じ病を負っている人を助ける働きを進めている。こころに残ったのは、彼らのように薬害や親からの伝染の人は「しかたない」と思うが、性的接触によって感染したひとは「自業自得」と考えてしまうことは偏見であること。どのような形であったとしても、HIV/AIDSに感染している人はわれらが、教会が関わるべき人である。
 伝道と社会的行動の両者が大切であることが語られているが、まさにこのような人々の働きが、この二つを明確に結びつけている。福音に押し出されて、現実に向き合って、傷つき、砕かれているこの世界に仕える教会へとなるべきだと思った。和解が、今日の世界で、現実的で意義有るものとなるように祈る。